ラベルの表側にいるのは酒瓶を手にもつ1匹の狐。あどけない表情でこちらを見つめて、1本の焼酎を勧めてきます。ラベルを裏返すと、現れるのはむっすりとした独特の表情を見せる「チベットスナギツネ」。大真面目に焼酎を勧めていますが、ニヒルな表情のままお酒を通して膨張したその姿に、なんだかクスッとしてしまいます。表の狐と裏の狐、あなたはどちらの狐がお好みですか？

2匹の狐がおすすめしてくれる「裏狐」は、宮崎県日南市の酒蔵「古澤醸造」がつくる芋焼酎。原料には南九州産の「黄金千貫（こがねせんがん）」、麹米には宮崎県産のお米を使用して、丁寧に小仕込みでつくりました。裏にいるチベットスナギツネが鮮明に見えてしまうほどの無色透明の液色のイメージをそのままに、味わいも爽やかかつ軽やか。焼酎に飲み慣れていない方でも、焼酎の入門編として手に取りやすい1本です。

皮の色はまるで狐のように、黄金色に輝くさつまいも「黄金千貫」。芋焼酎の王道品種でもあるこの「黄金千貫」を、たっぷりと使用しました。出来あがった焼酎は、優しい甘さをもち、ふんわり柔らかな口当たりに。香りにはライチや水仙の花を思わせるような華やかさを添えて。水割りなど、しっかりと冷やした状態でお召し上がりください。