郡山の冬風「吾妻颪」を超えて
自然と人が育む酒造り
福島県郡山市。阿武隈川の豊かな水を持つこの地域には、冬になると「吾妻颪(あづまおろし)」という強い季節風が吹き抜けます。この地で酒造りをする「笹の川酒造」はその名前の通り、どんなに強い風にも負けない、しなやかな笹のような酒蔵であり続けたいという思いを胸に、酒造りを続けてきました。創業から250年もの間、自然が与える試練と毎年向き合いながら、人々に愛されるお酒を造り続けています。
丁寧に仕込んで閉じ込めた
酒粕由来の香りと味わい
贅沢にも原料には、自社製造の純米吟醸酒の酒粕を使用。そこへ日本酒の仕込みに使用する黄麹などを加えて発酵させることで、フルーティな吟醸香を残しました。さらに「減圧蒸留」で気圧を下げて蒸留することで、酒粕由来の華やかな香りと温かみのある味わいをしっかりと閉じ込めることに成功。そこからタンクでじっくり15年間熟成。こだわりの造りによって育まれた、深みある味わいの熟成酒粕焼酎です。
15年を経て届いた
贅沢でなめらかな味わい
15年以上の時を経て、角がとれ、なめらかな味わいに仕上がった「吾妻颪 Black Label 15年」。グラスに注ぐと感じる、吟醸香由来のフルーティな香り。そして酒粕由来の甘さが、熟成によって育まれたなめらかな味わいと見事に調和し、贅沢な味わいに仕上がりました。厳しい吾妻颪の中育まれた、酒蔵の情熱と自然の恵みを感じながら、ゆったりとした晩酌時間をお過ごしください。