髙野英一さんは、生まれ育った山梨県勝沼町にある美しく豊かなぶどう畑が好きでした。しかし定年退職後、髙野さんの目の前に広がっていたのは、荒れ果ててしまったぶどう畑。美しかったあの頃の情景を蘇らせるべく、未経験の中、仲間たちと「東夢ワイナリー」を立ち上げました。自社畑や勝沼の契約農家で育てたぶどうを使い、地域の魅力を伝えるべく、美味しくどこにもない地産自醸のワインを造っています。

国産ワインの産地として名高い勝沼にはぶどう栽培に適した環境があり、品質の良いぶどうが多く生産されます。そんな勝沼の契約農家が育てた「モンドブリエ」で造った華やかな白ワインと、同じく勝沼産の「甲州」で造ったふくらみのある白ワインを黄金比でブレンド。これによりすっきりとした味わいの白ワインが生まれました。勝沼の魅力を贅沢に詰め込んだ、こだわりの1本です。

最初に訪れるのはモンドブリエ由来のマスカットを思わせる華やかな香り。口に含むと甲州由来のみずみずしくふくらみのある味わいが広がり、すっきりとした辛口のテイストで全体をまとめ上げます。淡白な魚料理や山菜料理などと合わせれば、上品な酸味が和の食材の繊細な味わいを引き立てます。想いを込め、丁寧に造られたその味わいに想いを馳せて、じっくりと味わいをご堪能ください。