テニスとお酒を愛し続けた
蔵元が造る純米酒
富山市八尾町にある日本酒蔵「玉旭酒造」。蔵元を務める玉生貴嗣さんは、12歳から現在までテニスを続けるほどにテニスを愛し続けています。中学・高校でもテニス部に所属し、キャプテンまで務めました。そんな蔵元がテニスへの「一球一心」の思いと同様に、熱い思いで造り上げた日本酒が「庭球」です。表ラベルはテニスボール、裏ラベルはテニスコートをイメージしたラベルデザインとなっています。「日本酒もテニスも多くの人に楽しんでほしい」との思いで醸した1本は、日本酒初心者の方でも飲みやすい味わいになりました。
スマッシュを決めたかのような
爽快感あふれる味わい
絶好のチャンスボールをものにし、相手コートに気持ちよくスマッシュを決めた瞬間。思わず拳を握りしめた「清々しいあの一瞬」を思い出す、若々しいレモンのような香りとジューシーで爽やかな味わいに仕上げました。造りの最大の特徴は、日本酒の土台・源となる「酒母」をそのまま搾る「酒母搾り」を採用したこと。これによって、驚くほど濃厚な甘酸っぱい味わいを実現しました。一口飲めば、あなたも青春の1ページを思い出してしまうはず。
実は繋がっている?
テニスとお酒造り
玉生さんは、テニスの経験は現在の酒造りにも生きていると言います。「テニスは相手より一打多く、相手のコートにボールを入れるスポーツです。酒造りでも蔵の伝統を守りつつ、技術や酒質に変化をつけ、お客さまが望んでいる味わいや世の中が求めているニーズを一打だけ超えるお酒を造るというおもてなしの心や精神が重要になります」。一見異なるように見える2つをつなぎ合わせながら、「新しい酒造り」に挑戦し続けています。